次亜塩素酸水の室内噴霧について

当院では、院内感染防止のため、電解次亜塩素酸水※1を使用しています。専用生成機により適正に作成された電解次亜塩素酸水には、コロナウイルスを含むウイルス、菌に広く不活化、殺菌効果があることが確認されています。

また、安全性においても、手指消毒は勿論のこと、うがいにも使用されていますし、空間飛沫対策として推奨されている室内噴霧における吸入の安全性に関する文献※2もあることから、当院では、コロナ感染緊急事態下もあり、換気、マスク着用の下、院内飛沫感染対策の一つとして、室内噴霧を行っていました。

只、昨今の感染状況や、次亜塩素酸水の噴霧に関する一部の記事を鑑み、念のため、吸入に関する安全性が完全に確認されるまで、一旦、次亜塩素水は、払拭消毒を中心とし、噴霧は限局的、最小限に制限し、今後は、換気を中心に、院内空気感染予防を図りたいと思います。

つきましては、待合室でのマスク着用と、こまめな手指消毒の徹底をお願いいたします。なお、治療中における飛沫感染対策としては、診療空間のオゾン殺菌と、フェイスシールドや、N95マスク等の使用と、歯のクリーニングでは、コロナウイルスへの不活効果が認められる成分を含む洗口液を使用し、患者様には、治療の前後に、前記洗口液でのうがいをお願いしています。

※1:当院の専用生成機から、その都度、作成した40ppm濃度の電解次亜塩素酸水を使用しており、毒性の強い次亜塩素酸ナトリウムは、一切含まれていません。

※2:文献 http://www.solmind.com/hclo/funnmu/okayamakyuunyuu.pdf