コロナウイルス感染症に係るご案内(2020/4/25)

歯科治療は、痛みがない限り、基本的に急ぐ治療ではありません。しかし、痛みがなくても、進行し、非可逆的な歯や歯槽骨の損失や、全身疾患への悪影響を引き起こす慢性歯科疾患を放置することは、良くありません。

矯正治療におきましては、一般的に、月に一度の調整で、2~3年の治療期間が必要です。仮に、調整が1ケ月開くと、その分、治療期間が1ケ月延びることになります。また、調整期間が開くと、口腔内にある装置に、咬合力による脱離、変形が生じる恐れも増え、その場合には、望ましくない歯の移動、噛み合わせの変化が生じ、更に治療が遅れることもあります。

しかし、命に関わることではありません。重篤なコロナ感染症への有効な治療法が確立していない現況では、歯科治療については、命に関わるコロナ感染予防を最優先して、ご検討下さいますよう、お願いしております。

只、留学、転勤などで治療を遅らせられない方や、装置に不具合が生じ、食事や会話等に支障がある方、そして、虫歯、歯周病を持っておられ、治療を要する方には、適宜、対応できるよう、診療現場で求められる滅菌、感染対策は、もちろんのこと、次亜塩素酸水、オゾンの室内噴霧による飛沫ウイルスの不活化、除去対策も行い、患者様の感染防止に最大限、努めています。

しかし、いくら対策を講じても、陽性、抗体検査が十分にできない現状で、私達スタッフの感染、非感染を確認することはできません。そのため、スタッフ一同、毎日、体調管理、確認に気を付けています。現在までのところ、皆体調良好ですが、今後、コロナ感染が疑われる初期症状が認められた場合には、休診し、また、3週間以内に受診された患者様各位にその旨を速やかにご連絡しますことをご理解ください。

何かご心配な点がありましたら、まず、ご連絡下さり、その上で、治療必要性を認め、上記の内容をご理解頂いた上で、ご受診を希望される方は、院内感染を防ぐ上で、下記の《ご受診時のお願い》をご確認下さり、ご協力をお願いいたします。

こういう状況下で、皆様のご心配を完全に払拭することもできず、大変心苦しく思いますとともに、何かとご不便をお願いすることに、誠に申し訳なく思います。コロナ渦中でありますが、冷静にご判断され、まずは、皆様の心身、そして、お口の健康を維持して下さいますよう、スタッフ一同、心より、お願い申し上げます。

《ご受診時のお願い》

  • 発熱、咳、味覚・嗅覚異常などのコロナ感染が疑われる症状がある方、または、そのご家族の方は、当院での治療をお控えくださり、先に、所定の医療機関への受診をお願いいたします。
  • 待合時には、マスクの着用をお願いします。受診、トイレ、会計等、何かを手で触られた後は、直ぐに、配備していますアルコール消毒液で手指消毒をお願いします。また、のどが乾燥するようでしたら、適宜、うがいをお願いします。コップが必要な方は、受付にお声掛け下さい。
  • 換気のため、室内の温度の調整が難しい場合がございます。羽織るものなど、体温調整できるものをご持参ください。お持ちでない方は、受付にお声掛け下さい。
  • 室内に、次亜塩素酸水、オゾンを、常時、噴霧しています。安全な量で行っていますが、のどが痛い等の症状がありましたら、受付にお声掛け下さい。